フェゴ島へはフェリーで行ける。(4500ペソ)
バイクは、幅をとらないので並ばなくていい。
さっき、道で猛スピードで追い抜かれたライダーもいた。
ペルーナンバーで、なんと女性だった!
オラ!っと挨拶すると、サラッと笑顔でスルーされ会話にならず。
ノロマなチビめ。そんな事言われているような劣等感を感じる。
バイクも体格も僕よりデカいし全くタイプじゃ無いし!
ふんっ…。
風が強いうえに気温も低いので夜寝るのも体力を使う。
木も一本も生えてない平たい平原が広がるので、風も避けようが無い。
だから、ポツっと建っている廃墟を探してテントを張った!
良いところ見つけた!
見た目汚いが、
ちょー快適!
ホームレス万歳!
ホント、屋根があるのは有難い。
1日走り終わると体がキンキンに冷えきる。
そんな時は、テントの中でストーブ焚いてサウナ状態にすると、中は一気に30℃越えになる。
一酸化炭素中毒にならないか、心配だが今までなんとも無いから大丈夫でしょう。
ウシュアイアまでもう少し。
ヒートテック
ロンT
パーカー
ダウンパーカー
バイクジャケット
カッパ
を重ね着するがクソ寒い…。
気温が低いとグリップヒーターもなんの役にもたたん。
特に手がすぐにかじかんでジンジン痛くなる。
しまいに感覚が無くなってくる。
これ、凍傷の一歩手前だろう。
時期外れの旅なのであまりライダーは見かけない、
だが、こんな寒い中、
半袖短パンで走っているチャリダーを見かけた!
The変態チャリダー。
同じ恒温動物とは思えん。
彼らの新陳代謝は半端ないんだろうなー。
そういえば、僕の好きなチャリダーで去年?
南極点へチャリで行った方がいる。
この先ウシュアイアの向こう側1000㎞に南極大陸がある。
そんな彼に影響されてか、僕もバイクで行ってみる妄想をした事があった。
自分で設計し、作ったバイクで南極点を目指す!
エベレストに登った人は数千人いるが、バイクで南極点に行ったことがある人は10人いないだろうなぁ。
ロマン溢れるよなぁ!
そんな妄想をした事があるが、完全撤回!
ロマンなんか無いです。
現実、苦行としか言いようの無い冒険と言えるだろう。
ここでこんな寒いのに、
マイナス50℃の世界にここより強い50m/秒の暴風を走るなんて考えれん。
それに、数千万円の資金も必要。
それだったら、数千万円かけて豪華客船世界一周の旅をした方が価値はあるだろう。
それを成し遂げた彼の偉大さ
そんな事を身をもって感じた。
さて、ウシュアイアまであと100㎞!
最後のアンデスを越えて行く。
ユーラシア最東端のロカ岬や
アフリカ最南端を目指していた時の高揚感は無い。
思ったより近かったし、簡単に来れたら。
それに、寒いとそんな余裕も無い。
早く宿に着いてぬくぬくしたい。
もうすぐ、温かいシャワーが待っている。
そして、着きました!
ウシュアイア!!
着いたどーぉぉおおお!
またテレビネタですが5分間の番組で「世界の街道を行く」というのがありまして先月か先々月辺りに南米の最南端に到着していました。
ヒロキチさんの旅と重なっていて私には番組を観る楽しさ倍増でした!
いかにも地殻プレートが海底から地上へ繋がっているのが分かる地形。
海の無い埼玉では味わえません!
いまその番組はオーストラリアの東海岸を北上中ですよ〜
そんなショートな番組あるんですね。
ショートなブログとリンクして貰って光栄です!
東海岸を北上してケープヨークまで行くのかなぁ。
ここの地形は日本のどこでも味わえないですね。
アルプスに似てると言われてます。