コロンビアのYAMAHA本社工場見学!

今回、メデジンにあるヤマハの工場を見学させて貰いに来ました。
バイクを買ったボゴタ店のオーナーと、
メデジン店の店長にアポを取って貰って実現しました!
大企業って事もありちょっとピシッと緊張気味です。

案内して頂けるのはマーケティング部門トップのオビディオさん。
仕事中にも関わらず案内の時間割いてくれました。

まず、本部の中に入ると真ん中に展示されているのがYA-1!通称赤とんぼ!!
ヤマハが1番初めに作ったバイクです。
僕は初めてみる!
ヤマハは戦前、音楽機械メーカーだった。それは今でもそうですね。
戦中戦後は、人々は貧しく楽器が必要とされない時代だった。
そこで、人々は安価な移動手段が必要だった為に、物作りの技術を活かしてバイクの生産を始めた。
その1号機が赤トンボなんです。
これは、昔から知ってる話なんで赤とんぼ見れてちょっと感動です!
昔の車とか四角形だけど、
これはシャープな曲線デザイン。
オシャレで古さは感じないですね!

中へ入ると、バイクが展示されていてコロンビアヤマハの歴史が見れます。
昔は2ストロークの時代。
この時は、マフィアやゲリラがヤマハのバイクを乗っていた。
ヤマハのバイクは、トップレベルに性能が良かった為に悪の道具として利用されてしまった。
負の歴史も話してくれます。
以前、少しブログにも書きましたが、宮崎駿の「呪われた夢」という言葉にあるように
時代の風化の中で機械文明が悪の叩きになると言うことです。
風立ちぬという映画がそういう内容ですね。
展示されているのは、小型バイクばかりです。
日本みたいに大型バイクは売れないみたいです。
シェア1%だけ。
これに関連して、僕の疑問を聞いてみた。
なんでコロンビアで売っているバイクで、
大型バイクは日本より高いのに、小型バイクは安いのか?
1つは関税率が大型は35%で小型は8%だから。
もう1つは、小型バイクはここの工場で組み立てられているから。
大型バイクは、組み上がったバイクごと輸入だからみたいです。
日本人が組み立てるのとコロンビア人がやるのでは人件費は全然違いますからね。
勉強なります!
日本でもそうですが、利益やマーケティングを考えれば大型バイクは生産しないで小型バイクを売っていればいいわけです。
しかし、なぜ大型バイクも生産するかといえば、
大型バイクには「感動」があるからです。

オーストラリアで働いていた時に、MT-09をテスト走行しました。
これはバイク業界の最高傑作だと思いましたね!
小型バイクと大型バイクでは、全然違うんです!
今のメーカーは売れるバイクだけ生産する傾向がある様に感じられますが、
ヤマハは乗って面白いバイクやカッコいいと思うデザインをユーザ目線でバイクを作っていると思います。
アフリカツインで世界中を旅しているヨシ先輩が、ホンダの社員さんに向けて公演をした時に、そんな話をしたとか…確か?そんな事を言っていた様な。
ヤマハユーザも殆どが機能とデザインが好きで選んでいる人が多いですからね!
ここは、コロンビアのINCOLMOTOSという会社とYAMAHAが提携して出来た会社です。
僕は日本のYAMAHAがここに工場を建てて日本人が経営し日本人が運営しているのだと思っていましたが、そうではないみたいです。
社員800人いる中で1人だけ日本人が駐在しているだけみたいです。
今日は、たまたま日本から出張で来られたYAMAHAの社員さんに会いました。

1日だけの視察で、工場内の改善事項を見るみたいです。
YAMAHAの会社は、改善提案とか通るのですか?と聞くと
まだ、他のメーカーと比べても歴史が浅いから改善するとこは多いですね。特に海外では日本と違うところがありますから。と言う。
システムが完全マニュアル化されているのだと思っていたが、こんなに大企業でもまだまだ改善するところがあるのだなぁと思った。
もう一つ質問。
コロンビアでは、小型バイクがよく売れますが日本では売らないのですか
YAMAHAのバイクの95%が海外で売っているみたいです。
だから、日本では売れないというより、作れば売れる海外にマーケティングしていくのが会社としては自然な流れなんでしょうね。
僕が乗っているバイクFZN150Dは、日本では売っていないんです。
安くて丈夫でパワーもあるし日本でも売れると思うのになぁ。と個人的には思いますが。

工場内へ。

アマチュアサッカーのチームがあって、めちゃくちゃ強いみたいです!
さすが、サッカー大国!
工場内は写真撮影禁止です。
中に入るとワンテンション上がる。
広くて、綺麗で、整理された工場内。
パーツは世界各国のYAMAHAの生産工場から輸入されていて、
18%のパーツをコロンビア国内で作っているみたいです。
全て、日本から輸入されているのだと思っていました。
フレーム作ったりペイントもここでしている。
フレームなんて、アライメントとるの難しいんだけど機械ではなくて人の手で溶接していた。
僕は、オーストラリアで全部バラバラにしてフレームペイントしてスイングアーム移植したりする仕事をしていたから、難しさが分かるんです。
ラインは一つあって、今日はXTZ125を組み立てていました。
一台何分で完成なんだろう?30分くらいかな。
細かいパーツをラインの周りで作っていて、それをラインに送る。
出来上がったその先には、トラックが停まっていて在庫によっては即出荷みたいです。
機械や工具は、日本の物みたいですが、
配置やシステムや効率を考えるのは、日本人が指示するのではなくコロンビア人が全て考えるみたいです。
工場長は、女性みたいです!
やっぱり女性強し!
マニュアル化されてはいるのだが、やっぱり人の手でバイクって作られているのだなぁと改めて感じました。

最後の施設。

研修や若い子の教育をここでしているみたいです。
事前調べでとっても興味があった施設だったので、どうしても見学したかったのです。

ここには、8人のインストラクターがいて、社員の教育研修、30人の若い子の教育をしているみたいです。
ちょうど、今日はコロンビア各地の社員さんが集まって研修をしていました。
あと、4時半からクラスがあるみたいで若い子達も集まっていた。

20歳前後の若い子達は、無料でメカニックの教育を受け、各店舗で経験を積み働けるようになるみたいです。
ヤマハの店舗で働かなくってはいけない義務は無い。
卒業した人達は、整備工場で働けるようになり、お金を貯めて大学にも行く人もいるみたいです。

1月から6月、7月から12月の2期あって、
今日いる子達はまだ新しい人達みたいです。
言葉遣いや、アクセントも違う、マナーも出来てないので難しいみたいですね。
日本だと大卒や専門卒でちゃんと教育を受けた人達が来るので簡単でしょうが、コロンビアは簡単では無さそうですね。
この施設は、ここインコルモトスの社長フランシスコ・シエラさんの案で建てられたみたいです。
彼は、音楽で教育を受けた子は銃を持たなくなる。という言葉を残してるみたいです。
情勢不安の中と共に成長して来た会社だからこそ、教育の大切さを持っているのだなぁと感じました。

まとめ
今回、見学させてもらって1番感じた事は、日本のYAMAHAの会社の製品だが、
経営して生産しているのはコロンビア人なんだと感じました。
もちろん、YAMAHAブランドのクオリティを落とさない為に、
幹部の人たちは日本で研修をしているのだとは思いますが、
コロンビア人の人たちのクオリティ意識の高さが目に見えました。
ここで生産されたバイクで南米一周したからこそクオリティの良さを感じるものもありますね。

最後に、
僕は、バイクの会社に入って、そこでメカニックの勉強と経験を積みながら、お金を貯めてバイクで世界一周してるんです。オーストラリアでも同じく。
22歳の頃は、貯金も全くなかったし、オイル交換すら出来なかった。
こんな僕がバイクで世界一周したらと考えると、こんな素晴らしい事無いよな。と自分で思う。
そんな、僕だからこそ技術を教えてくれた師匠達には感謝しているし、どこかこの技術の恩返しをしたいと考えている。
だから、旅が終わってバイク業界にはいるのだろうなぁと思う。
世界一周する前から考えてたやりたい事は、人の暮らしを豊かにし人の未来を広げれる様な事。
特にアフリカを旅していた時は、何が良くて何が悪くて、自分に何が出来るだろうかいつも考えていた。

食料生産 パラグアイ
エネルギー開発 ブラジル
貧しい国の教育医療 シエラレオネ
戦後、バイクの生産を始めたヤマハ

旅をしていると沢山のヒントや学びがある。
色々構想はあるんだけど、まだ旅は続くから分からない。
最後に、案内してくれたオビディオさんにそう話した。
インドにそういうモデルになる施設がある。と聞いた事があると教えてくれた。
旅は、まだまだ続きそうだ!
そして、全てのご縁は繋がっていく。
案内ありがとうございました!

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4 thoughts on “コロンビアのYAMAHA本社工場見学!

  1. なるほどー。
    それがインド行きの決定打?
    いいねー。いい流れやーん◎

    そしていつも思うんやけど、なんでそうすぐに質問思いつくの?わたし、常に『ほぉーう!なるほど!』て受け入れてしまって、質問につながるのにかなり時間かかるから、タイムリーに質問って出て来ないんよねー。すごいなぁと思っている。

    • インド行きの送りバントくらいかなぁ!まだ、どこの何の情報かもわかって無いんで。

      質問は、前に疑問に思っていたからすぐ聞けるだけだよ。
      自分の専門分野以外だったら疑問すら出てこないよな。

  2. 人生100年時代だそうだ。宇宙年齢139億年に比べると、たかが100年、流れ星が右から左へ流れる一瞬の時間、それが人生だ。その短い一瞬の人生をどう生きるかは、その人の生き方で決まる。人生は夢のある人には短く、夢のない人には長い。

    • 深イイお言葉!そんな短くてちっぽけな人間一人一人の中に宇宙みたいに無限にごちゃごちゃしたものが詰まってますよね。
      それを大切にしたいです!

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