パンク修理お金は要らねーよ!

Cascajal という町でガソリンを入れた。
レンタル屋にはオクタン価94のガソリンを入れろと言われていたが、
オクタン価86しか無くしょうがなく給油。
これまで1400kmくらい走って、フロントのブレーキパットが無くなってるのに気づいた。
もちろん借りる前に残量確認したが、片減りしてたのでキャリパーが固着している問題だろう。
あと、3日でビニャーレスへ800kmくらい走ろうと予定していたのだが、
一度バラデロに戻ってスクーターを交換または返却しないといけない。
そして、バラデロまであと100kmほどの地点。

ガソリンスタンドから走り出してすぐにリアが妙に揺れるので、確認するとパンクしていた。
また、町へ戻るがここでは修理は出来ないと。
ここから9km戻った町ならあるという事で、
パンクしたまま走った。
それで、分かったのが、
田舎では馬車タクシーが走ってるのだが、
見た目は派手で威圧感もある。
しかし、パカパカ優雅に走ってる様に見えて、めっちゃ遅い!
パンクしたスクーターでも追い越せてしまう。
時速10km/h以下じゃないか。
チャリの方が早いよ。

修理屋に着いた。
すぐに修理を開始してくれるが、パンクしたまま走ったせいでビートが落ちてなかなか空気が入らない。
こういう時は、タイヤを縛るのだがラチェットベルトなんてあるわけ無いし、代用ロープだと全然ダメ。
僕の経験上、チューブ入れるしか方法は無い。
「チューブ(カメラ)ありますか?」
と聞いても、答が返って来ない。
まぁ、待てという事か?
キューバにはキューバなりのやり方があるんだろうと、
出しゃばらず黙って見ていた。

すると、新聞紙を濡らしてリムとビートの隙間に詰めていった。
こんな方法、日本人なら全く思いつかないだろう。
すると、ちゃんと空気が入っていった!
穴にプラグ差し込んで外面修理するんだが、
穴が大きくてなかなかパンクが直らない。
というよりなんでプラグに顆粒剤塗らずにオイル塗るかな?
ガムテープにオイル塗ったらくっつかんのと同じでしょ。
それに、新聞紙噛んでリムからエアも漏れてる。
やっぱり。
でも、まぁ一歩は進んだ。

外面修理じゃダメならタイヤ外して内面修理する。
トラック用のデカイパッチ貼る。
客なのか従業員なのか分からないが、皆んな手伝ってくれる。
でもなんか、仲間同士で言い争いしてて、ちゃんとパッチ貼れてないような気がする。
と思っていたら組み付けてもやっぱりエアが漏れてる。
何だかんだもう3時間が経過しようとしている。

作業も遅いし自分とやり方違うし、周りの客も、チーナチーナごたごた言ってるしイライラして来た。
レンタル屋のオフィスが閉まる5時にはバラデロ戻りたいのに、どんどん時間が無くなる。
もう、日程的にもビニャーレスまで行く時間無いかもなぁ。

そしてまた、同じ様にプラグ差し込みまくって、とりあえず漏れは止まった。
様に見せかけて手でプラグ引っ張ってみるとシューっていうし。
こりゃ走ってもすぐ空気抜けそうだな。
まぁ、これ以上は無理だわな。

ガソリンスタンドで空気いれながら行くしかないな。
手を洗って行く準備してると
「ご飯食べる?」と言う。
是非!ローカルフード食べたい!

ご飯に豆と卵とインゲン豆。
普通に美味しい!

そこに手を置かないで貰えますか?
ドリンクやデザートもくれて
お腹パンパンになった!!
お腹も満たされて元気復活!!

修理代を払おうと幾らかきくと、
「金は要らねー」
行けと手を振るおじさん。
カッコいいー!!
3時間以上も時間費やしてくれて、プラグやパッチもお金かかるだろうに。
ご飯もお腹いっぱいご馳走してくれて。
払わない訳にはいかない。
公務員の給料20ドルの国で、幾らか払えばいいか検討もつかない。
払い過ぎも良くないし、払わなさ過ぎも良くない。
こういう親切な人には10ドル渡してもいいんだが、3ドルと小銭全部渡した。
すると、結構喜んでくれた。
走りながら振り返る。
いい人達だったなー。
あの人達の親切さにお腹と心を満たされると同時に、
なんだか自分の小ささも感じた。
思い通りにいかなくてイライラしてしまった自分に申し訳なさを感じる。
1番イライラしてもいいのは作業してた彼らなのに。
自分が整備する立場だったら、こんな手間も時間もかかる仕事やっても金にならんのに。と思いながら作業しただろう。
それなのに、3時間以上もかかって、苦労したのにお金すら要求しないってね。
最初から親切心でしてもらってた事に気づかされた。
ほんといい人だった。
ありがとう。
バイク旅して良かった。

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4 thoughts on “パンク修理お金は要らねーよ!

  1. 時間に追われているのは都会人だけと気が付かないのか?
    とりあえず腹いっぱい喰え!
    素敵な人生を送られているオジさん達だったのですね!

    その様な方達とお会い出来た事が羨ましい!

    • ホントその通りですね!
      キューバには、何かに追われてる人もストレスを感じてる人も居なかったです。
      いいおじさんばっかり!
      そういえば、思い返せば今まで無償で修理をしてくれたり場所を貸してくれた事しかないですね。
      そんな町工場のおじさんになりたいです!

  2. わたしもいっつもそうー。
    優しくしてもらえたり、まっさらな人に出会えたりして、やっとこ自分省みたりする。
    普段、気づかんうちに傲慢になってるなぁーって思う。
    このブログ読んでてもそう。
    反省するチャンスもらえたから、見直す。ありがと。

    • なんかいつもどうしようもない時に誰かが無償で助けてくれるんだよな!これを運と言うんだけど。
      自分の悪いところを客観的に見るって難しいけど大事だよね!

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