バラナシ の火葬場!

人が死んだらどうなるのか正直考えた事もない。
今まで葬式にすら参列した事が無い僕。
死んだら灰になってお墓に入れられる程度にしかイメージ出来ない。
インドのバラナシには火葬場があって、死体が焼かれる様子が見れるという事で、
見学して死について考えようと思いました。
ちなみに、
映画「おくりびと」
これは死に対する深い側面がある素晴らしい映画だと思う。
冷たくなった人間を蘇らせ永遠の美を授ける
それは冷静であり正確であり
そして何より優しい愛情に満ちている
そんな、納棺師のお仕事の映画。
勉強になるのでおススメです!

さて、今回、死の儀式を生で見てみようと来ました。
人生見学といったところだろうか。

まず、来たのは
Harishchandra Ghat
http://ge0.me/4zU-qnPd3v/Harishchandra_Ghat

イメージしてたよりも普通にある。
というのは半径100メール以内には、
船作ってたり、
子どもがクリケットをして遊んでたり、
身体を洗っている人がいたり、
洗濯してる人がいたり、
牛やヤギ、犬、猿、なんでもいる。

辺りは煙がモクモク漂っていて、微かに肉の焼ける匂いがしてくる。

白い布で巻かれた死体をオレンジ色の紙で巻いて運ばれてくる。

棺桶にそのまま入ってくる死体もあった。
まず、ガンジス川で清められ、そのあと原始的に、薪を積み上げていく。
家族が最後、その周りを何周かまわり
3500年前から燃え続けている火種を藁に入れ着火していく。
燃やす時間は2〜3時間。
すぐに真っ黒になってしまうのでよく見えないが、
はみ出た足が焼けていく姿はリアルに見えた。
ある程度燃えると竹の棒で頭蓋骨を割ってしまうのであまり骨は残らないみたい。
男性は胸骨、女性は骨盤が残るみたいで
それをガンジス川に投げ入れるといった流れになる。

一連の流れ、それは悲しみにも慈しみにも感じない。
当たり前の様に来る人の最後
人は無になってしまうんだなぁと感じた。
家族や友達、親戚には想いは残るのだろうが、自分を知ってる人が死んでいき。150年後いつかはみんな無になってしまうのだろう。
ここでは不幸が寄って来るから、誰も泣いてはいけないらしい。
それと、女性はここに来てはダメらしい。
80年前?ある嫁が燃えていく旦那に飛び入ったらしい。
人によっては一緒に死にたいと思う人もいるみたい。
それから、女性の立ち入り禁止になった様だ。
外国人なら見に来てる人もいた。
12歳未満の子どもは石を巻かれて焼かずに沈められるらしい。
妊婦さんも沈められるとか。
だから、この辺りの川底には死体と骨だらけなんだろう。

ヒンドゥー教はお墓を作らない。つまりこの川が墓場になるのだ。
ヒンドゥー教では、仏教と同じく輪廻転生の考え方と言うものがあります。
死んでも何度でも生まれ変わってくる。
また現世の行いで来世が決まるという考え方のことです。
カースト制度もこの輪廻転生の考え方から生まれていて、現世でいい行いをすれば来世で高いのカーストになれる、
現世のカーストは過去の自分が生きた結果と考えられているみたいだ。

ガンジス川は、シヴァ神の髪から流れ出た水から出来ていると言われる。
だから、シヴァ神が人気なのがよく分かる。
この川は、人にとって生活用水でもあり神であるのだ。
もう一つの火葬場へ
Manikarnika Ghathttp://ge0.me/4zU-q6if5b/Manikarnika_Ghat%28KOSTRI%29

こちらの方が大きい。
こちらで驚いたのが、川に入って何やらザルですくっている人がいる。
金歯とか、お金持ちは装飾したまま燃やされるのでそれ目当てだとか。
不謹慎な奴らだな。

頭に布を巻いた人がボスみたいだが、彼が許可すれば何でもありらしい。
写真も彼にお金払えば撮っていいらしい。
写真はボートで帰る途中に撮った。
1番衝撃だった事がこの後起きる。
川から見る人の姿は全く違って見える。

沐浴してる人、身体を洗っている人、
魚釣りしている人、歯を磨いている人、
声をかけてくる人、手を振ってくる人。
ボートに乗ってる訳だしお金目当てで話しかけてくるのでは無い。
だから、純粋にフレンドリーさを感じる。
行き交うボート。
手漕ぎボートで静かにゆっくり流れていく景色が良かった。
そして、メインガードで下ろしてもらう所、
船着場で衝撃のものを見る。

岸から10メートルくらい沖に泊まっているボートの固定ロープに何やら引っかかっている。
よく見ると、水死体がこちらに顔を向けている。
水でふやけた白い顔、
整ったヒゲ、
Tシャツを着ている。
その横スレスレで通り過ぎていくボート。
ふくよかな人に見えたのは水を吸ったからかもしれない。
火葬もしてもらえない様な貧しい人では無いと思う。
事故か殺されたか分からない。
岸に上がってしばらく見ていた。
入ってくるボートの人も気づいている様子だったが、
特に驚く様子でも無い。
普通に死体が浮いていてもよくある事の様に。
カルチャーショックと言うのか?何ショックか分からない。
とにかくあの顔が脳裏に浮かんできてしょうがなかった。
人は死んだら呆気ないもんだなぁと思った。

一人一人それぞれ数え切れないほどの経験や知識、
人生があるのに最後は皆んな同じ様に灰になって消えていく。
何も残さない美しさ、無になる美しさを感じる。
ここにいるインド人は死にたいして恐れとかないらしい。

もし僕に10年しか生きれないとしたら
何らかの形でもいいから自分が存在した意味を誰かに残したくなるだろうな。
自分がお爺さんになってそれに気づいたら遅いだろう。
働ける元気なうちに、何かデッカい事を形に残せたら、
思い残す事無く気持ちよく死ねるだろうな。
だから、自分の子も欲しいし、仕事もバリバリしたいし、
まだ死にたくないなぁと改めて思いました。

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2 thoughts on “バラナシ の火葬場!

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